移住

「40代」の移住で気を付けるべきこと

子供の理解が必要

40代となると子供がいるならば、すでに成長し中学生や高校生となる時期のことも多く、移住を考えるとなると、子供の理解も必要となります。
もちろんパートナーの理解も必要とはなりますが、子供にとってはこれからの人生を決める分岐点ともなることが多いので、子供ともよく話して決めないとなりません。

単身や夫婦二人の場合は特にこのようなことは考える必要はないですが、移住するとなると子供の教育は大きな問題です。
小さい田舎の町なら小学校や中学校が遠くにあるということもあり、また子供が育てば高校はどうするかということになります。
小さい町なら高校はないので、子供だけ行きたい高校の近くに住ませるかなども必要です。

まだ子供が小さいならば、幼稚園や保育園などの環境、病気になったときのための医療機関のことも考えるべきです。
そして子供を移住先に連れて行くとなると、子供も移住先で将来どのような道に進むか考えることとなり、もしも大きくなり大学に行くならば、親元から離れて大学近くに住むことになります。

仕事の転機の時期

30代終わり頃や40代になると、仕事も慣れてきて、将来の老後の蓄えのことを考える時期になります。
サラリーマンであれば昇級して中間管理職となっていることも多く、移住するとなると、その仕事を止めなければならず、収入もまた一から逆戻りです。
特に田舎だと仕事も少なく、収入は減る可能性も多いので、移住しても家族を養えるだけのお金はあるのかどうか考えないとなりません。

もしかしたらリストラや出向などの会社からの命令があり、その時に移住を考える人もいるかもしれません。
このような時期に移住するとなると、心機一転して頑張るのか、もしも移住先が思っていたのと違うならどうするのか、ということも考えるべきです。

20代の若い頃とは違い、40を過ぎてくると一度人生で失敗をすると、それを挽回するのも難しく、場合によっては大きなダメージとなります。
特に40代過ぎでは、移住して思ったのと違うので、やはり元の場所に戻るということも出来ません。
しかも一度元の仕事を辞めれば、再度雇ってくださいとはできないのです。

移住先を決めたならば、事前によくチェックして、生活環境はどうなのか、移住後の仕事はどうするのかなどを調べておくべきです。
40代という時期は、20や30代の若い頃とは違い、50代以降の晩年というわけでもなく、家庭を持っているなら、子供もまだ小さく将来は決まっていないと言う、一番不安定な時期かもしれません。
それ故に予想外の事があれば、対処できるように、移住前には良く生活のことを調べて考えないとなりません。
そうして移住を決めたなら、家族とも良く話し合いましょう。